更新日:2020年1月6日
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令和2年1月2日22時40分,鹿児島地方気象台は,霧島山(新燃岳)に噴火警報を発表し,噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げました。
防災上の警戒事項等(気象台発表)としては,弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口からおおむね2kmまで,火砕流がおおむね1kmまで達する可能性があります。そのため,新燃岳火口からおおむね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では,火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
立入規制等にも留意してください。
令和元年11月2日17時50分,鹿児島地方気象台は薩摩硫黄島の噴火警報を発表し,噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を2(火口周辺規制)に引き上げました。
防災上の警戒事項等(気象台発表)としては,火口からおおむね1kmの範囲では,噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に注意してください。
風下側では,火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
また,火山ガスにも注意してください。
令和元年10月28日0時15分,鹿児島地方気象台は,口永良部島に噴火警報を発表し,噴火警戒レベル2(火口周辺規制)からレベル3(入山規制)に引き上げました。
防災上の警戒事項等(気象台発表)としては,新岳火口からおおむね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
危険な地域には立ち入らないでください。
平成31年4月18日11時,鹿児島地方気象台は,霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警報を解除し,噴火警戒レベル2(火口周辺規制)からレベル1(活火山であることに留意)に引き下げました。
防災上の警戒事項等(気象台発表)としては,現在活発な噴気活動がみられている硫黄山の西側500mの噴気地帯からおおむね100mの範囲,及び硫黄山火口内では,熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。火山ガスにも注意が必要です。
また,立ち入り規制に従うとともに,火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。
平成30年3月15日11時,鹿児島地方気象台は霧島山(御鉢)の噴火予報を発表し,噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を1(活火山であることに留意)に引き下げました。
防災上の警戒事項等(気象台発表)として,活火山であることから,火口内でごく少量の火山灰等を噴出する規模の小さな現象が突発的に発生する可能性がありますので注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。
10月15日の朝から,宮崎県のえびのエコミュージアムセンターにおいて,高濃度の二酸化硫黄ガスが検出(簡易測定で7ppm超)されていましたが,新燃岳から発生した火山ガスが,風に乗って流れてきているものと思われます。
えびのエコミュージアムセンターが行っている測定結果では,16日から18日の3日間は二酸化硫黄ガスが5ppm未満となっています。
現在,宮崎県の発表する火山ガス警戒情報は終了していますが,風向きによって,えびのエコミュージアムセンターや新燃岳周辺では,今後も高濃度の火山ガスが検出される可能性がありますので,引き続き,火山情報に十分注意を払っていただくとともに,強い刺激臭を感じた場合は,その場から避難してください。
二酸化硫黄は,呼吸器を刺激し,せき,気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こします。0.5ppm以上で臭いを感じ,30~40ppm以上で呼吸困難を引き起こし,100ppmの濃度では,30分~1時間が耐えうる限界とされています。さらに,400ppm以上の場合,数分で生命に危険が及びます。二酸化硫黄は,硫黄の特徴的な臭いにより検知することが容易ですが,500ppmを超えると嗅覚が冒され,むしろ臭気を感じなくなります。
(気象庁ホームページ:ホーム>知識・解説>火山>火山防災連絡事務所>三宅島火山防災連絡事務所>火山ガス)
平成28年12月6日から,霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)において,噴火警戒レベルが運用されました。
現在の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)です。今後も気象庁の発表する火山活動に関する情報等に注意し,登山等をお楽しみください。
なお,えびの高原(硫黄山)周辺では,宮崎県えびの市において,火山ガスによる危険が想定される区域及び一部の登山道については立入規制が継続していますのでご注意ください。詳しくは以下のリンク等の情報をご覧ください。
鹿児島県の活火山数は11あり,全国110の活火山のうち1割を占めます。また,そのうち霧島山,桜島,薩摩硫黄島,口永良部島,諏訪之瀬島の5火山は,「常時観測火山」として気象庁が24時間体制で火山活動を観測・監視を行っているところです。
火山活動が活発になったら,何より早期に避難することが大切です。特に噴石や火砕流が発生してから避難しても手遅れとなりますので,気象庁や気象台が発表する最新の情報を入手し,危険な場所からは速やかに避難,または近づかないようにしましょう。
霧島山は,宮崎・鹿児島県境に位置する加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた火山であり,20を超える成層火山・砕屑丘で形成された火山群である。
姶良カルデラの南縁部に生じた成層火山で,北岳,中岳,南岳の三峰と権現山,鍋山,引ノ平の側火山からなり,人口の密集した鹿児島市街地へ近接している火山である。
大隅半島の南西約40kmの海上にある火山島。鬼界カルデラの北西縁に位置し,別名「鬼界ヶ島」と言われ,鹿児島郡三島村に属している。
屋久島西北西約12kmの海上にあり,屋久島町に属している。古岳と新岳で形成されており,どちらも噴気活動がみられる。
(噴火に対する状況等)
トカラ列島のほぼ中央にあり,鹿児島郡十島村に属している。4つの成層火山で形成されており,主峰の御岳山頂付近のカルデラ内に御岳火口がある。
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